マンスリーマンションの賃料は光熱費込み!節約や使いすぎはどうなるの?
1カ月単位で契約ができるマンスリーマンション。一般的な賃貸物件とは異なる部分がいろいろありますが、特に賃料に光熱費が含まれる点が大きな違いです。光熱費を気にしないで済む一方で、電気やガス、水道の使用量が少ない場合、あるいは多くなってしまった場合にどうなるのかと疑問を抱える人もいるでしょう。今回の記事では、マンスリーマンションの光熱費について詳しく解説していきます。
マンスリーマンションの光熱費は固定費
マンスリーマンションの場合、賃料は「1日あたり●●円」と日割りで決められており、その中には光熱費も含まれています。光熱費の金額は管理会社が想定する1カ月分のガス、電気、水道代を合計して日割りしたもので、1日あたり800~1,000円で設定されていることが多いです。そして、光熱費を含めた日割り金額×契約日数分の金額を、原則として前払いで支払います。通常、光熱費は使用量に応じて金額が決まり、後から請求がくるのが一般的ですが、マンスリーマンションの場合は使用量に関係なく固定なのです。契約の際には、賃料だけをチェックするのではなくその内訳も確認するようにしましょう。ちなみに、賃料の支払い方法はコンビニ決済やクレジットカード、銀行振込、現金払いの4つから選べることが一般的です。
節約したら光熱費は安くなる?
マンスリーマンションの場合、光熱費は使用量ではなく「契約日数」で決まります。電気やガスを節約して管理会社が定めた1日あたりの使用量に満たない場合でも、光熱費が変動することはありません。契約期間中に外泊するなどして電気やガスを一切使用しなかったとしても、光熱費は契約日数に応じて必ず支払わなければならないのです。しかし、だからといって使い放題というわけでもないので注意が必要です。
規定の使用量を越えた場合はどうなるの?
マンスリーマンションを利用するときに支払うのは基本的には契約時に決められた金額のみですが、追加で請求されることがないわけではありません。下記のように、管理会社の想定以上の使い方をしたときには追加請求が発生します。
使いすぎた場合
管理会社は光熱費も含めた金額で賃料を決めていますが、光熱費の上限金額も設定しています。この上限金額を超えた場合には、その分が追加請求されるシステムになっていることがほとんどです。追加分の支払いは、使用月ごとに請求されることもあれば契約終了時に一括で請求されることもあります。上限金額や追加分の支払い方法は管理会社によって異なるので、契約時に確認しましょう。夏場のクーラーや冬場の暖房は特に電気代がかさみがちです。また、冬場はお風呂にお湯を張ることも増えるので、その分水道代とガス代もかかります。上限金額を超えないよう、気を付けながら使用する必要があります。
2人以上で住んだ場合
マンスリーマンションは、通常ひとりで滞在することを想定し賃料が決められています。そのため、入居人数が2人以上の場合には、増えた分だけ光熱費が別途請求されるのが一般的です。しかし、単純に2倍の金額が請求されるわけではなく、通常は1人分の光熱費の半分程度が請求されます。例えば、光熱費が日割り1,000円で設定されている場合にはその半額の500円が日割り支払額に上乗せされます。人数が3人、4人と増えた場合も追加請求されることが一般的ですが、金額については管理会社によって異なるので要確認です。また、人数が増えて追加で光熱費を支払った場合も、あらかじめ決められた使用量を超えたときには追加で光熱費が請求されます。人数が増える分使用量が増えることが想定されるので、使いすぎには注意しましょう。
想定されている使用量を必ず確認しよう
今回の記事では、マンスリーマンションの光熱費について詳しく見てきました。基本的には光熱費もすべて含めて賃料が設定されていますが、想定される使用量を超える場合には追加請求もありうるので注意が必要です。契約の際には、賃料のなかに何が含まれるのか、想定される使用量はどれくらいなのか、必ず確認するようにしましょう。