マンスリーマンションは通常の賃貸物件とどう違う？メリットを解説

2021/08/02

マンスリーマンションは通常の賃貸物件とどう違う？メリットを解説

マンスリーマンションは、基本的に短期間の滞在をターゲットとして貸し出している賃貸物件です。一般的な賃貸物件にはないさまざまな特徴があり、条件によっては賃貸物件よりも格安で手軽に住むことができます。この記事では、通常の賃貸物件と比較した場合のマンスリーマンションのメリットやマンスリーマンションに住むのが向いている人などについて詳しく解説します。

敷金・礼金などが不要なマンスリーマンションは初期費用が安い

一般的な賃貸物件に入居を申し込むと、通常は敷金や礼金、仲介手数料や保証金、前払家賃、火災保険料、鍵交換費用などの高額な初期費用が必要です。敷金は退去時にいくらか返還される可能性はあるものの、入居前の賃貸契約時に一度に月額家賃の5～7倍相当の金額を用意しなければなりません。ほかにも、引っ越し費用もかかれば、かなりの出費を覚悟する必要があります。仮に、入居期間が短ければ、次に引っ越す時にまた同様の初期費用を捻出しなければなりません。契約内容によっては、短期間での解約による違約金が発生する可能性もあるでしょう。
その点、マンスリーマンションなら、基本的に敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用が不要です。また、1カ月単位での契約のため、出張や転勤、建て替え時の仮住まいなど、短期間だけ住みたい人に向いている物件として人気があります。マンスリーマンションなら、初期費用もかなり節約できるため、高額の費用をあらかじめ準備する必要がないことも大きなメリットです。

家具・家電付きで身軽に引っ越しできる

マンスリーマンションは、すぐに生活できるよう必要な家具や家電が備えられていることがほとんどです。一般的には、照明、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、ベッド、テーブル、カーテン、電子レンジ、収納家具などが備えられています。また、広さや間取りに応じて、ダイニングテーブルセットや調理コンロ、ソファ、掃除機、作業デスクなどが設置されているところもあります。寝具セットや電気ケトル、食器や調理器具など、設置されていないものがあればレンタルも可能です。
たいていは、生活に必要な最低限の家電や家具が備わっているため、身の回りの荷物だけですぐに引っ越して生活ができるため、家族と離れて住む場合、自分用の家具や家電を新たに購入せずに済みます。たいした準備もなく、すぐに生活できる手軽さがマンスリーマンションの魅力です。

契約やライフラインなど各種手続きの手間がかからない

通常の賃貸物件に住む場合、内見をしてから入居申し込みをし、入居審査を経て本契約するまでには、不動産会社に何度か通うことになります。しかし、マンスリーマンションなら、入居申込書類の提出と入居者本人の身元確認をするだけで審査が通る場合が多いです。無職の未成年なら親が契約すれば入居可能です。必要書類のやり取りもメールやFAXだけで済むことも多く、一度も不動産会社に出向かずにスムーズに契約できるケースもあります。
また、マンスリーマンションなら、一般的な賃貸物件の入居とは異なり、電気、水道、ガスなどのライフラインがそのまま使えるようになっています。通常なら、それぞれ利用開始の申込みをして、口座振替などの支払手続きをしなければなりません。インターネットは、ポケットWi-Fiや置き型のWi-Fiなどを別途使用するか、既設の回線を利用するなら、開通申込み手続きをして工事が完了しなければ使えません。その点、マンスリーマンションでは既にインターネットのWi-Fi接続が可能な物件がほとんどです。短期間のためだけに、わざわざインターネット回線を契約する必要はありません。

入居者の入れ替わりが多くセキュリティが充実していることも多い

マンスリーマンションは、月単位の短期間の滞在者を想定した物件です。入居者の入れ替わりが多いため、玄関ドアは暗証番号式の電子ロックの鍵を設置してあることが多いです。これなら入居者が変わるたびに暗証番号をリセットして、新しい番号に変更できます。電子ロックなら通常のシリンダーキーとは違い合鍵などが作成できないため、セキュリティ対策としても効果的です。ほかにも、オートロックやモニター付きインターフォン、防犯カメラ、警備会社のセキュリティシステムなどで、防犯対策を強化しているところが増えています。

メリットを考慮しながらマンスリーマンションも選択肢に！

マンスリーマンションは、初期費用が低額で引っ越しの準備などの必要がなく、手軽に住み始められる手軽さが便利です。家具や家電を買い揃える必要もないため、単身赴任や転勤、住宅の建て替え時の仮住まいなどにも重宝します。月単位の契約ですが、延長して長く住むことも可能なため、一般の賃貸物件とともにマンスリーマンションも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。